ドクター製作所

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ロール安全対策装置

近年、ブレード交換時やロールの清掃作業などで回転するローラーに身体の一部が巻き込まれる労働災害が多数発生しております。重症化や死亡につながるリスクが高く、労働災害の中でも深刻な事故のひとつです。ロール清掃中やドクターブレード交換時などのケガ防止のために、弊社の製品ツールを導入することや定期的な点検とメンテナンス、作業手順の明確化・マニュアル強化することで、危険作業を防ぎ、事故リスクを低減・事故の発生を防ぐことに寄与することが可能となります。

事故発生状況の例

ロール機を毎日雑巾で掃除。掃除中に危うく挟まれそうになった。

【原因】

ロール機の停止スイッチが押されたことを確認した後、現場スタッフが雑巾がけをしていたが、ローラーが惰性で回転していたため、手が巻き込まれそうになった。

【リスク】

リスク①
スタッフが雑巾で掃除することで汚れが完全に除ききれず、小さな埃によってロールがキズついてしまう。

リスク②
ロール機に挟まれる・巻き込まれる事故が発生しやすくなる。

挟まれ事故画像

導入事例①

コイルセンター向けドクター装置

[Doctor device for coil centers]

ダブルピンチロール

コイルセンターダブルピンチロール

オペレーターによる定期的なロールの清掃作業が軽減

清掃作業は機械内部へ入り込んで作業する事が多く、危険作業となります。安全対策としてドクター装置を設置するケースが多いです。

  • ロールの清掃が困難なスペースが狭い場所への設置が可能です。要相談
  • 操業中でのロールの清掃もできるため、品質不良の減少が期待できます。
  • ロールだけではなく、搬送コンベア用ベルトの清掃も可能です。

導入事例②

コーター用ドクター装置

[Doctor device for coaters]

コーターバッキングロール

コーターバッキングロール

ロール両端の塗工液が付着するのを防ぐ

ドクターの銅板の裏面に塗工液が付着するため、現場スタッフがフレーム内に入り、ウエス(シンナーを湿らせたもの)にて塗工液を取り除く作業が必要となり、危険作業となります。安全対策としてバッキングタイプホルダー用ドクターを設置することをおすすめしました。

  • ホルダーを薄くし、ボルトをホルダー面に出さないことにより塗工液が流れやすい設計となっています。
  • ブレードとホルダーにテフロンテープを貼ることによりホルダー内に塗工液の侵入を防ぎ、洗浄時間を短縮できます。
  • 製紙メーカーのコーターラインや鉄鋼メーカーのCCLラインにおすすめです。